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■ 電力供給の不安

執筆者の写真: 村野 栄一村野 栄一

先日の3月22日に「電力需要ひっ迫警報」が発令されたことを覚えているでしょうか。私自身は節電をいつも以上におこない、こういう日は早寝だということで、布団にもぐりこみ、ヌクヌク、グーグーでした。翌日からは何もなかったので、考えずに今日まで過ごしてしまったので、この機会に少し考えてみたいと思います。


 供給不足原因はその前に起きた地震の影響で、6つの火力発電所が運転停止中に加え、気温がさがり、電力需要が発生したことによるとされています。

   

停電になると日中であれば、生産活動をはじめ、病院や交通機関なども麻痺して、日常にパニックがおこります。 今回状況は朝の7時台は86%、9時台は97%、10時~14時はほぼ100%という状況に陥りました。


電気は需要と供給のバランスを崩すと、緊急に送電が止まるようになり、何処が停電するか不明はです。そのため政府は緊急に供給側で揚水発電を利用して確保することにし、同時に節電が進んだことで、無事にブラックアウト(エリア内停電)は避けることが出来ました。


しかし地震を防ぐことができない以上、電力供給に不安は残ります。そこで昨年西日本エリアからの電力の移行をするときにネックとなっていた、周波数の変換設備を90万キロワット分増強しておいたので、今回はなんとかなりました。続いて2027年にはもう90万キロワット分増強する予定ですので、同様の事態の時には耐えられるようになると思います。


電気は貯めることが出来ないのが課題です。 しかし各個人宅に蓄電設備があれば。環境問題をふくめて課題の解決につながりそうです。例えば電気自動車などは、蓄電設備にもなり、移動手段の確保にもなる。まして自動運転が相まってくれば、各家庭に一台でCO2削減にも役立つアイテムになるかもしれません。

 
 
 

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