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■ 脱炭素社会へ進むには2

  • 執筆者の写真: 村野 栄一
    村野 栄一
  • 2022年9月24日
  • 読了時間: 2分

あきる野市は今月ゼロカーボンシティの申請をして国から認定を受け、削減目標は48.6%としております。これは、行政だけで解決できる問題ではありません。市民も一丸となり取り組む必要があります。


では日本人一人当たりどの位のCO2を排出しているのでしょうか?

年間にすると、7650キロの7.6tです。

それを2030年に、1.5度の目標に抑えるには2500キロの2.5tに抑えなければなりません。通常に暮らしていた今までの30%くらいの排出量です。


その前提に立って、国は北海道の苫小牧市にCO2に圧力をかけ液状にして地中深くに3年かけて30万トンのCO2を送る実験を成功させました。1000mより下の地層と、2400mより下の地層の2つのそれぞれ埋めた形です。すごい技術です。


但し日本の温室効果ガスの排出量は2020年で11億4900万tであり、地層にいくら埋めても、追いつかない勢いです。また大気からCO2を取り出し、エタノールやメタンに変換させてエネルギーにする研究も行っておりますが、道は遠いようです。

今後実用化が進み、30~45GWは洋上風力発電で賄うようですが、数値をみても実感がわきませんね。


ちなみにカーボンフットプリント(生産から廃棄までにかかるCO2)を計算すると、年間肉類の消費で330Kg、電気1300Kg、自動車1250Kg、電車80Kg、ガス灯油530Kgと色々を計算すると初めに記した日本人の年間排出量の7.6tになります。今後今までの消費スタイルを3分の1に見直す必要がありますが、世代間のギャップもあり課題を今後も検討していきます

 
 
 

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