top of page

■ 脱炭素社会に進むには

執筆者の写真: 村野 栄一村野 栄一

COPE26で化石燃料への依存度を上げている、日本への圧力を感じた方も多かったのではと感じますが、日本は2019年に石炭火力がエネルギーの32%を占めており、原発を6%と依存度をさげている分、増えてしまっています。 


ヨーロッパが再生エネルギーに注力しているときに、日本は原発を進めてきたので、急展開できるとしたら、既存のエネルギーの石炭に頼るしかないし、隣国から送電網で電力のやり取りも出来ないことは、島国のデメリットであります。

しかし、日本はアンモニアを利用することで、CO2を削減する技術をつかい石炭燃料でも活路を見いだせると考えている節もあります。 例えば、20%石炭火力に混焼することで、電力部門のCO2を1割削減できます。それが100%なら、5割減です。その技術を使い石炭を使っても削減が出来るということが日本のお家芸です。ところが、ヨーロッパ諸国はその技術をあてにしていません。出来たとしても、供給や、アンモンニアを取り出すときにCO2も排出するからです。


日本は2030年までに46%削減にするために、家庭からの排出量を66%削減(2013年比)達成する必要があります。国は補助金という手立てを使い、遅れている自治体の環境政策を後押しする形になります。あきる野市はプラごみの分別を現在行っておりません。そこを今後検討していくことになります。続く。

 
 
 

最新記事

すべて表示

■大雨の河川対策 

今の時期は雨が降りませんが、今年もその時期には、雨の心配が発生します。 都の説明を踏まえ現在の東京の河川状況を説明します。 昭和40年頃の河川の整備を振り返ると、中小河川の河道の拡幅や、調節池や分水路を配置することで、50ミリ/時間を整備水準で行ってきました。その成果として...

■子ども虐待の一つに親からの言葉

子どもを追い迷める親からの虐待には、食事などを与えないネグレストや性的虐待、体的虐待に加え、心理的虐待が含まれます。前者の3つは特異な例と思われがちですが、後者の心理的虐待は、日常の中でつい言ってしまうこともあります。 例えば、兄弟姉妹間で比較をする言動や「お前なんか生まれ...

■教育現場での生成AI活用

ChatGPTなどの生成AIが普及する中、教育現場での適切な活用が求められています。保護者の間では思考力や記述力の低下が懸念されていますが、適切に使えば知的好奇心を刺激し、学習の幅を広げることができます。 私立学校では、国語の授業でAIの解答を生徒の考えと比較し、誤りを分析...

Comments


bottom of page