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■ 脱炭素技術は次世代につなぐ架け橋

執筆者の写真: 村野 栄一村野 栄一

日本の18歳未満の世代では地球温暖化を緊急事態と捉えているか、というアンケートで81%が回答している。

先進国の平均より高い状態です。

これは、日本では火力に頼っている状況で、原発には不安があるが、その他のエネルギーが台頭していないことに、憂いている結果ではないかと推測します。


まずCOP26では2050年までの気温を産業革命前と比べ1.5度の温度上昇に抑えるとありますが、現在は1.09度です。IPCCの予測では、非常に高い状態で4.4度の上昇、中間で2.7度、最も低い状態で1.4度を想定しています。

現在の各国の目標数値を合わせると、1.5度は達成できない状況でもあり、革命が必要な状況です。

現在カーボンニュートラルはご存じであると思いますが、その先のカーボンネガティブが必要です。これは、二酸化炭素をマイナスにするということで、排出量より、吸収が上回るという仕組みです。

例えば、植林で自然の力で吸収を促すことに対して、人工的に空気中から回収するDACというシステムや二酸化炭素を化学反応させて生成したコンクリートや、プラスチック製品にするなども新しい資源化です。 また農業分野も高濃度の二酸化炭素は野菜の栽培の成長を促すということで、注目もされています。また人工光合成の技術で水素やメタンなどに分類して再利用するなどの光科学は日本が進んでいるようです。


2.7度上昇すると、温暖化で災害のリスクは、高温リスク13.9倍、大雨は1.7倍と想定されています。

太陽光パネルを付けましたなどの、今ある技術ではなく、今後あきる野市では何か資源化に向けた取り組みの一助になれるようなことがないか、具体に身近な国会議員と相談し突破口を模索していきたいとも考えています。

 
 
 

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