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第11回「市民が使いやすい公共交通!!」▪ 公共交通の隙間を埋める 2021/02/27   金曜

執筆者の写真: 村野 栄一村野 栄一

幹線と枝線の役割


あきる野市は現在、枝線交通がないので、隙間を埋めるという言葉は、しっくりこないですが、一般的な話として、交通空白地(駅やバス停から少し離れている地域)の解消として、基幹交通と枝線(フィーダー)交通の、組み合わせで隙間をなくすようにします。


①家などから、駅やバスの停留所まで乗せていく(枝線→デマンド交通・狭い循環交通)

②集まった人は、基幹交通へ乗り換え次の地点へ大きく移動(基幹交通→路線バスや電車)

③下車点から目的地まで移動(枝線→デマンド交通・狭い循環交通)


①→③のような移動全体の交通の整備を、「面的整備」と言います。



現状と課題


あきる野市では、るのバスを基幹交通と位置づけていますが、周回に時間が、かかりすぎるルートであり、基幹交通としての目的を果たしているのかは課題です。


とはいえ、市で運営している、バスは1台であり、市民要望に答えてきたことから、中途半端に枝線(フィーダー交通)の役目も担うことになり、一台で幹線・枝線2役を担っていると思います。



論点の考察


幹線と枝線はどちらも大切です。木の幹と枝を想像すると、わかり易いと思いますが、双方が役割を果たした結果、持続可能になるのです。


あきる野市の場合は、今は枝線をつくり、交通空白地域を解消するのが先決です。その充実が進んだ後に、次の策として、るのバスの役割を基幹交通として、ルートを変更を検討し、走行させたほうが、周回時間も短縮でき便数も増えます。


そして、乗り換えでストレスがなく、スムーズな運行が出来れば、公共交通を利用する人も必ず増えると思います。

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