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◼ 教育環境とギガスクールの調和

執筆者の写真: 村野 栄一村野 栄一

5年先を見越し検討をしていた、ギガスクール構想はコロナ禍のもと、教育現場は学びの転換が急がれる。

現在は端末を所持する環境が整い、小学校入学と同時に一人一台支給されている。

今後は、教材としていたドリルなどは、アプリに置き換えられるときが、近い将来に訪れる。

例えばドリルアプリがAIを伴うと、苦手なところまで、さかのぼって学習ができるなど、どこでつまずいているのか一目瞭然にわかる。また答え合わせなどの教員の手間も省ける。


宿題も個人ごとに異なることもある。発展的な問題に挑戦する生徒もいれば、弱点克服に取り組む生徒もいる。

基本的に一斉学習からの脱却で、学びの深化につながる。

その効果は、不登校の児童生徒や、特別な支援を必要な子どもたちも得られる。


しかし以上のような世界にたどり着くまでには、少し時間がかかりそうである。

まずドリルアプリを購入する費用や、宿題をするにしても、各家庭のwifi環境も整える必要があるが、各家庭の財政事情も異なる。

そのようなことから、現在は調べ学習をする程度であり、今後どのように進めていくかは検討中である。


また今回端末の費用を国からは、買い取りの金額しか支給されず、お金のある自治体は、リースを選択したところもあるが、そうでないところは、買い取った端末をいつまで使うか懐と相談である。

それに加え、教員の端末の購入費用は自治体持ちである。

そして5年後の端末の買い替えに国は費用を出してくれるのかも未だ不明である中、チャンスを無駄にせず、子どもたちの学習を進められるように、力を尽くして行く必要があると思う。

 
 
 

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