■子どもの自殺について
- 村野 栄一
- 3月22日
- 読了時間: 2分
今回は子どもの自殺との関係についてです。
私は実際の数字を知るまでは、報道などの影響を多く受けて、子どもの自殺の多くは虐めが原因であると感じていました。
2022年の子どもの自殺者は514人です。全体の自殺者では2003年が3万4千人で過去最悪でした。しかし、その時の子どもの自殺者は318人でした。そこから減少傾向でしたが、子どもに関しては増加して、2023年は513人と横ばいとなりました。
2022年のデータを参考にしますが、原因の一番多い理由は学業不振で104人で、続いて失恋が47人でした。
私が想像していた虐めはというと9人という結果でした。
政府はスクールカウンセラーを3万か所に配置しました。その結果自殺を留まっている子はおりますが、取りこぼしてしまっているケースも多いのが現状です。
テレビで自殺を思いとどまらせるように、いのちのダイヤルなど電話の窓口のお知らせがありますが、一日に若者が電話を使う頻度は固定電話で0.2分、携帯電話で6.3分です。SNSは64.2分だそうです。この結果からすると、電話で相談するという感覚は少し現場とかけ離れているかも知れません。
他には、あるNPOが開設している27歳以下から寄せられるチャット相談窓口には1000件/日あるそうです。
「頼りたくても頼れないや、伝えたくても伝えられない」などの「望まない孤独」を無くしていかないといけないです。
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