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◼姉妹都市を考える

  • 執筆者の写真: 村野 栄一
    村野 栄一
  • 2022年6月27日
  • 読了時間: 2分

現在あきる野市は、宮城県栗原市と大島町、アメリカのマールボロ市と姉妹都市等の関係であります。市では、防災、産業、教育などの分野で各種事業を推進しているとあります。


例えば、栗原市へ東日本大震災では、あきる野市から、職員が応援に行ったり、産業祭では、大島町、栗原市から、地場産品の販売などをして頂き、ブースを盛り上げて頂いております。また、議会も議会報告である、広報誌をお互いにやりとりしており、長いスパンではありますが、相互交流もしております。


大島町へは、羽村市と共同で夏休みに子どもたちを大島町へ連れて行く事業や、マールボロとは、中学生同士で交換留学を行っております。また、余談ですが、あきる野青年会議所では、フィリピンと姉妹都市を結んだと聞きました。


 そこで、インターネットの発展した今日に、姉妹都市の形はどのような変化があるのか考えてみました。

まず、歴史からでは、日本での姉妹都市提携は、第2次大戦後、アメリカからの働きかけで始まり、姉妹都市提携第1号は、1955年の長崎市とセントポール市の提携であり、姉妹都市提携は、戦後の日本が貧しくて国際交流手段がなかった時代から現在まで、地域の国際化と住民への国際交流機会の提供に、重要な役割を果たしてきたようです。


目的は国際平和であり、姉妹都市提携は、親しい友人関係の構築であります。ただし行政間の交流ではやはり税金の投入がある以上一定の成果を形にする必要があると感じます。

例えば国内であれば、同じ都や県などの括りのなかで、比較や調査はかけやすいのですが、それ以外では、どこに調査をかけるかを協議する必要があります。その結果、都内、しかも近隣の比較は出来ますが、その中で優劣をみてもあまり意味がないような気がします。

同様の人口のまちで、情報交換ができる仕組みもDXが発展し、今後は容易に出来るかもしれません。


姉妹都市とは、産業の交流ができると、大島の朝採れた雑多なお魚が、居酒屋に並ぶことも多いにありそうです。実際、調布市は空港があるので、そのような仕入れもあると聞きます。どう働きかけるかが肝ですね。

 
 
 

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