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■地域防災訓練は共助の証

  • 執筆者の写真: 村野 栄一
    村野 栄一
  • 3月5日
  • 読了時間: 2分

先日地元の地域で防災訓練を行いました。各町内会自治会では、定期的に防災訓練を行っております。私は地域で防災部に所属しており、訓練のメニューなどを検討する機会が多くあり、訓練で何を学んで実践に生かして欲しいかを思案しております。


今回の訓練では消防署員の方に、AED・消化器の扱い方、熱中症対策、講和という順番で訓練を進めてきました。そこで、改めて確認できたことのひとつ、共助について共有してみたいと思います。

以下は講和内容となります。


最近地震が多いです。5月では震度5弱を超える地震は4回です。また一年間では15回あります。

また、20年以内でマグニチュード8から9の地震が70~80%発生する確率であります。

消防環境は東京都内の状況で、ポンプ車530台、救急車370台、想定する火災発生は915件、うち居住者、隣人での初期消火で鎮火は292件あり、消防隊出動は623件と想定している。都内の消防隊の18,000人なので、都の人口1400万人で一人当たり、777人の都民に対応に当たるという状況です。


身近な秋川消防署管内は、あきる野市、日の出町、檜原村を合わせて、10万人弱が暮らしております。

秋川消防署員は170人在籍しており、一人あたりは、576人に対応し、救急車の数は4台(うち非常一台)で、1台あたり、24,500人で共有している状況です。


このような数値で確認できると思いますが、もし大規模は当然ですが、小中規模でも、通常を超える被害が発生した場合は、自助と、共助しか身を守る手段がありません。以上が講和の内容です。


日常でも、東京消防庁管内で直近のデータで2021年中を例にとれば、救急隊数 271隊あり、救急出場件数 743,703件、42秒に1回の出場救急車の発生件数です。

それに、災害が上乗せになるので、繰り返しますが、自助・共助で身を守らないと、スーパーマンは実在しないという事なのです。


少し訓練をした環境に話は戻しますが、今回訓練を挙行してもう一つ確認できたことは、集まって訓練に参加してくれている人は、お年寄りで社会的に考えて弱者の方々です。消火器訓練をするにしても、手が痛いので消火器は握れないとか、心臓マッサージでは、膝が痛くて、しゃがめないなど課題もありました。


今後高齢者向けの防災訓練を考えないと、難しいことを実感しました。皆様も是非地域の防災訓練には、積極的に参加して緊急時の地域の中の自分の立ち位置を考えられては如何でしょうか。

 
 
 

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