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■ 国連IPCCの環境報告

執筆者の写真: 村野 栄一村野 栄一

 温室効果ガスについてのIPCCの報告が4月5日にありましたので、今回はそのことについて書いていきたいと思います。

 今回の報告は6次報告書の3回目で、今世紀末までにこのままだと、3.2℃気温が上昇するという予測を致しました。


1回目は、気温上昇は人間の活動によるものと断定

2回目は影響についてで、広範囲に悪影響を及ぼしていることを報告

3回目の今回の報告では、2030年の1.5度に抑えるためには、2019年と比べて43%CO2を削減するということです。


では、その為には何をすれば良いのでしょうか。

簡単にはできませんが、4つの方向性を示すと、

1つめは、化石燃料から再生エネルギーへのシフト。

2つめは、家畜などから出るメタンガスの削減。

3つめは、エネルギーの効率化。

4つめは、大気中のCO2を除去する技術開発。

どれも、今までの生活をしていては、難しいです。

 

 しかし明るいニュースでは2010~2019年で世界の温室効果ガスの増加率は低下しています。

 今後EUでは、気候変動への対策が不十分な国からの輸入には、炭素国境調整措置を導入することが決まりました。そのようなことを踏まえても、今後の動向次第では、経済に影響も出てきます。

自民党では、井上信治さんは環境温暖化対策調査会長をしておりますので、来月志清会で勉強会を5月に行います。その報告も今後合わせて行ってまいります。

 
 
 

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