top of page

■ 図書館はあなたの財産

執筆者の写真: 村野 栄一村野 栄一

地域の情報から、ビジネスや学習の一助を担うように考えられている図書館ですが、人口減の中にあっても、公共図書館は全国で3300館以上と増えており、登録者は5800万人以上で、国民の半数程度を占めます。そして年間は12点が平均で借りられています。登録のみの方も多い中、平均ということなので、借りている方はかなりの冊数を借りているのだろうと察します。


ここでもあきる野市を考えてみたいと思います。まず図書館の数ですが、中央図書館、東部図書館、五日市図書館、増戸分室の5館で、比較統計上から、人口から追うと、20万人に1館であり、西多摩のなかでも、少ない環境にあります。


年間貸し出しは個人で、令和3年で5館合計は、453,349冊を貸し出しています。コロナ禍前は500,764冊なので比較すると、90%以上は戻ってきた状況が確認できました。


最後の調査は、冊数や分類の充実度です。

まず冊数は、一般書440,487冊と児童書180,369冊の620,856冊です。これは近隣図書館や同規模自治体と比較しても多いです。

また全体の構成は一般書70.9%、児童書29.1%でありました。この構成は概ね同様でした。

続いて分類割合を確認してみました。35%で文学、13%で社会科学、9%で歴史、7%台で自然科学、技術・工学に続きました。

児童書で絵本は、64,290冊あり10.4%です。


今後私たちももっと図書館を利用し、良い点、そうでない点を共有して、改善、成長させていかなければなりません。冊数はあっても、古かったり、今は使えないと思うような本であれば、満足は感じられず、結局欲しい1冊が手に取れない図書館になって利用しないという結果になっては、意味がありません。私たちの役割としても、ビジネスの拠点に発展させていくことも大切ではないでしょうか。

 
 
 

最新記事

すべて表示

■空き家を抑制する措置について

現在、国では空き家が増加しないための対策が進められています。 その一つとして、「空き家対策モデル事業」が進められており、NPOや民間事業者が創意工夫を凝らしたモデル性の高い空き家活用事業に対し、国が調査・検討、改修、除却工事の支援を行っています。...

■空き家の現状について

令和5年7月で空き家の総数は全国には849万戸であります。この20年間で1.5倍に増加しております。この中で賃貸や売却用でなく、長期にわたって不在の住宅などは349万戸であります。現在では増加の一途をたどり、多くの自治体で実態調査を行っています。...

■タイパとは

令和5年6月のNHKのクローズアップ現代で取り扱ったタイパの文字に、ピンとこず、視聴していくうちに、タイムパフォーマンスの略とわかりましたが、今となっては知らない表現ではなくなりました。 単純に時間短縮ということでなく、時間当たりの効果や満足度の高さが大切のようです。...

Comments


bottom of page