top of page

■ 半導体不足への一手

  • 執筆者の写真: 村野 栄一
    村野 栄一
  • 2022年9月24日
  • 読了時間: 1分

 日本の失敗として挙げられるのは、半導体技術の喪失でしょう。直接半導体を使わなくても、半導体を使う製品へ部品を供給している会社も含め煽りを受けています。

お家芸だった、日本は半導体の50%は製造していましたが、家電製品が国内以上に海外需要が伸びてきたことで、いまや中国から11%、台湾から33%を輸入して、本国では10%を満たない生産率の状態です。コロナ禍が去ったとしても、政治の混乱で供給がストップすることもありますので、綱渡り状態です。


政府は2024年に熊本県に台湾半導体の会社を誘致することにしています。それにより、今後の不足を補う計算です。この工場に期待するのは現在の車などで利用できるようなにということで、技術レベルは10年くらい前の20ナノレベルの半導体をつくる程度です。とりあえずの問題解消には役立つでしょう。

しかし政府は新しい技術開発だけにとらわれず、自国の産業を保護していくようなビジネスモデルにも支援をしていかないと、中国や韓国に儲かる部分は持っていかれるということになりそうです。


今後半導体は3D化して立体的で、かさ張らない技術が求められているということでした。東大教授を先頭に4社で、自動運転などで必要な情報を処理できる半導体の実用化が急がれているようです。

 
 
 

最新記事

すべて表示
■まちづくりと公共交通:これからの地域のかたち

3/28に議員研修会で、公共交通を考えるということで、名古屋大学の安藤章先生を及びして、研修会を行いました。その内容を少しまとめます。 まちづくりを考えるうえで、公共交通は不可欠な要素です。とりわけ高齢化が進む地域社会では、「移動の自由」が住民の生活の質や健康、そして地域経...

 
 
 
【市政報告】:「第3期あきる野市子ども・子育て支援総合計画」策定の内容

子ども・子育て支援の新たな5年間の取り組み。 少子高齢化や核家族化、共働き世帯の増加など、子どもと子育て家庭を取り巻く環境は年々変化し、課題も複雑化しています。こうした背景を受け、あきる野市では令和7年度から令和11年度までの5年間を計画期間とする「第3期あきる野市子ども・...

 
 
 
■市政報告「あきる野市 地域保健福祉計画(令和7〜11年度)」について

あきる野市では、すべての市民が安心して暮らせる地域社会を目指し、「地域保健福祉計画(令和7年度〜11年度)」を新しくつくりました。この計画は、赤ちゃんから高齢者まで、障がいのある人や生活に困っている人など、誰もが暮らしやすいまちにするための5年間の行動プランです。...

 
 
 

Comments


bottom of page