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▪人口推移の危惧

執筆者の写真: 村野 栄一村野 栄一

平成30年8月23日

東京都26市の30年3月1日の人口は4,188,784人です。平成26年では4,099,405人の89,379人増で、4年間で、一つの行政体が出来るくらいの人口増です。

西多摩のデータを同様に、現在平成30年←26年で表示(人)すると、あきる野市80,326←81,912(▲1586)、青梅市135,527←137,833(▲2306)、福生市58,140←58,821(▲681)、羽村市55,130←56,837(▲1707)と西多摩は全て人口減である。

26市で考えると、人口の減っている人数で、1位は青梅市、続いて、東村山市、羽村市、あきる野市と続くが、率で計算すると、羽村市が3.09%、あきる野市1.97%、青梅市1.70%、その後東村山市が、1.37%、福生1.17%である。

では生産年齢人口(15歳~64歳)の現在平成30年1月と26年のデータより、比較すると、あきる野市は現在、▲2,288の47,118人、青梅市▲5,799の80,962人、福生市は▲1,456の37,408人、羽村市は▲1,927の34,681人である。

これらのデータより東京都内26市では、人口が増えていることが証明できた。ではなぜ昭島を含め、西多摩の人口は減少の一途をたどっているのか。

そこで、平成18年のデータまで遡ると、26年までは、昭島市、あきる野市と、羽村市においては、微増ではあるが、人口は増えていた事実もあった。今回はデータ比較に留まったが、経済をこの「経済中核市」で発展させる必要を改めて感じている。

また、広域連携で、活動状況を深く調査はしていなが、JR青梅線・五日市線・八高線沿線地域に位置する各自治体、商工会議所、商工会ならびに一般社団法人首都圏産業活性化協会(TAMA協会)によって組織された、産業支援のためのネットワークで、地域産業クラスター協会という組織がある。こういう組織とタイアップしていくことも、連携を考える上で大切と思う。今後研究を進めてみたい。

 
 
 

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