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■ プラネタリー・バウンダリーを考える

執筆者の写真: 村野 栄一村野 栄一

プラネタリー・バウンダリーとは、「その境界内であれば、人類は将来世代に向けて発展と繁栄を続けられるが、境界を越えると、急激な、あるいは取り返しのつかない環境変化が生じる可能性がある」と言われている9つの境界のことです。


1、気候変動、2、海洋の酸性化、3、成層圏のオゾンの破壊、4、窒素とリンの循環

5、世界的な淡水利用、6、土地利用の変化、7、生物多様性の損失、8、大気エアロゾルの負荷、9、化学物質による汚染です。

これらの境界は、相互に関連しています。


これらは地球環境を守るために、地球の容量の枠内で生活しないといけないと考える指標です。


指標は、小さい枠の中では、ルールを守ってみんなで、それらを守り、防ぐ試みを積極的にしていきます。しかし、グローバルな経済活動では限界が見えない状態に陥りやすく、指標が守られなくなります。


今後ゲームチェンジャーとして、自然資本をいかに価値づけし、経済取引をするかは大切です。

豊かな国で20億人が肥満で苦しみ、貧困な国では8億人が飢餓で苦しむなどのバランスが悪い状態です。また国連では再生可能な農業、過度な化学肥料を止め、土壌の豊かさを守っていく取り組みをしていかなければなりません。

今後は、これからのデジタル化で、いかに指標を守っていくかを考えていく必要があります。今後グリーンリカバリーをいかに行っていくかが課題です。

 
 
 

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