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■フリースクール2

執筆者の写真: 村野 栄一村野 栄一

不登校児童生徒には、あきる野市ではせせらぎ教室と呼んでいる、適応指導教室があります。 今後はICTを活用した学習支援や、フリースクールなど、様々な関係機関等を活用し社会的自立への支援を行う必要があることは、前述しました。


今回は、不登校児童生徒の中で、家庭で多くの時間を過ごしている児童生徒に焦点を考えます。このような場合、児童生徒、保護者と学校をはじめ、外部との関わりが薄くなります。必要な情報や支援を十分得られず、孤立感を強めたりしている場合があることが考えられます。


保護者の不安や情報の収集が大切になってくると考えますが、不登校の保護者の集まりなどで、不登校児童生徒の保護者同士が交流することを通じて児童生徒への接し方や進路等について理解を深める大切な場となりますが、現在、保護者に対し、民間の団体等に関する情報を提供している教育委員会は、全国の都道府県・市区町村教育委員会の約1割です。


また、保護者を対象に不登校に関する説明会・相談会を実施している教育委員会や不登校の保護者の会の開催や開催への支援を行っている教育委員会は2割以下にとどまっているようです。また、訪問型支援を行っている教育委員会においても、支援計画を作成して支援を行っている教育委員会は、約4分の1にとどまっているようです。今後は、支援計画を作成して訪問型支援を進めることで、児童生徒や保護者が抱えている課題やその解決・改善に向けた方向性が明確になるとともに、関係者間で支援目標の共有化を図られ、個々の状況に応じた実効性のある支援が可能となると思います。今後はあきる野市の取り組みも含めて考察していきたいと思います。

 
 
 

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