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執筆者の写真村野 栄一

▪タブレット教育  

令和1年11月9日

前回道徳授業公開講座に参加し、予習復習のツールとしてタブレットにわかりやすい先生の講義や映像で補助教材を作成して講義をするようなことが可能になったらという話を書いた。そこまで進歩はしていないが、近隣では福生市がタブレットを取り入れて学習している学年があるので、その話を今回はしてみたいと思う。


現在の活用方法は、タブレットは小学3年生を対象に全校へ配布した。それを含めて市内全児童生徒へのICT活用の方法についてはそれぞれ異なるが、教科や教員主動で進めているようだ。

国語の漢字の書き取りや社会の地図、理科の実験、体育のマット運動、鉄棒、学習発表の際のプレゼンテーションでテレビモニターに映し出した授業などに活用し、例えば体育科の授業では、実技を記録・再生して自己評価に基づく練習を行って、技能習得や向上させるや、英語科の授業では、タブレットで事前に撮っておいたALTの動画に合わせて発音練習などに取り組んだなどがある。

このほかは小学3生では、授業で教科書の問題に取り組んだ後、タブレット端末に搭載した「やるkey」を使用し、一人一人の習熟の程度や誤答傾向に応じた問題を解き、各自のペースで理解しながら学習を進め、知識・技能を習得していくなどの個に応じた学習も行うなど、既存のICT機器を効果的に活用して、指導を行っている報告がある。

これからの時代に備え、新学習指導要領では、写真や音声、動画等のマルチメディアを用いて、多様な表現を取り入れた資料や製品を作成したり、ICTを活用してグループ内での複数の意見や考えを共有し、話し合いにより思考を深めながら、協働で意見の整理を行ったりする活動を取り入れるなど、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善を推進していくことが求められており、どんどん進化していくと考えられる。

このように現在福生市では単一で行っている授業であるが、広域で足並みを揃え、近隣24区の括り5市2町1村で教材を充実させて、導入を図ると費用的にも抑えられる可能性がある。今後あきる野市においても、導入に向けて研究をしていくように働きかけていきたい。

2020年は教育のわかりやすさの進化や職員配置や役割が大きく変わる起点かもしれない。

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