令和1年10月13日
前回のマースよりは身近でソサエティーという言葉を耳にすることがあるが、内閣府ではソサエティー5.0を提唱している。
ソサエティーとは、社会や協会などを指し、ソサエティー1.0は狩猟社会、2.0は農耕社会、3.0工業社会、4.0情報社会である。
そして新たな社会を指す5.0はIoT(Internet of Things)で全ての人とモノがつながり、様々な知識や情報が共有され、今までにない新たな価値を生み出すことで、これらの課題や困難を克服し、人工知能(AI)により、必要な情報が必要な時に提供されるようになり、ロボットや自動走行車などの技術で、少子高齢化、地方の過疎化、貧富の格差などの課題が克服される。
ソサエティー4.0情報社会との違いが気になるが、この場合、知識や情報が共有されず、分野横断的な連携が不十分であった。人が行う能力に限界があるため、あふれる情報から必要な情報を見つけて分析する作業が負担であり、年齢や障害などによる労働や行動範囲に制約があり十分に対応することが困難であった。
ソサエティー5.0は人間が中心となる社会であり、決してAIやロボットに支配され、監視されるような未来ではなく、世界の様々な課題の解決にも通じるもので、我が国は、先端技術をあらゆる産業や社会生活に取り入れ、新たな価値が創造されることにより、誰もが快適で活力に満ちた質の高い生活を送ることのできる世界である。
前回のマースもその中のひとつである。次回掲載予定のSDGsも含めての、情報の活用で、人類が幸せに暮らせる世界の実現の一翼をになっているのである。
今回は内閣府のホームページを中心に用語の確認や概要的な内容であったが、地域経済を考える上必要なことであり、懸念されることなども見極める必要がある。
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