top of page

◾あきる野市自殺対策推進計画が令和2年度からスタート

執筆者の写真: 村野 栄一村野 栄一

令和1年12月14日

検討大詰めの「あきる野市自殺対策推進計画」が令和2年から6年までの4年間で計画が始まる。

まずは市の現状把握である。平成29年までの5年間で平均15.2人、内訳は男性が女性の2倍以上であった。

世帯では独居より同居のほうが多いのである。5年間の統計では同居56人で76.8%、独居は16人であった。男性では40から59歳の有職者で同居が最も多く、女性では60歳以上の無職で同居の人が多い。

職業を確認すると、勤め人が19人の27.1%でもっとも多く、次いでその他無職者が18人の25.7%で、主婦は9人、失業者・年金生活者はそれぞれ7人、自営業関係者は6人であった。

続いて原因や動機は、健康問題、不詳、家庭問題、経済問題の順番である。

ではその課題と対策の方向性ですが、誰もが追い込まれ死を選ぶことがないように、支援の必要性を理解し健康や生活を守るや、相談できる態勢整備や、身近な人や地域とのつながりをもつことが出来るようにするなどである。

その取組は関係機関や各種団体の理解と協力で自殺を防ぐネットワークの充実を図ることや、自殺を防ぐサポーターとなる人材の育成を図る。市民への啓発の充実、安心していろいろな立場のかたへ生きることが出来る支援などの強化である。

具体的な事業としては今までに行なっている内容の充実を図るように見受けられるが、一例だが、誰でも鬱になる可能性はないわけではないし、自殺を考える可能性もある。その中で職員ができることは、町内会自治会ができることは、とそれぞれがもち屋で考えていく必要があるのであろう。

 
 
 

最新記事

すべて表示

■大雨の河川対策 

今の時期は雨が降りませんが、今年もその時期には、雨の心配が発生します。 都の説明を踏まえ現在の東京の河川状況を説明します。 昭和40年頃の河川の整備を振り返ると、中小河川の河道の拡幅や、調節池や分水路を配置することで、50ミリ/時間を整備水準で行ってきました。その成果として...

■子ども虐待の一つに親からの言葉

子どもを追い迷める親からの虐待には、食事などを与えないネグレストや性的虐待、体的虐待に加え、心理的虐待が含まれます。前者の3つは特異な例と思われがちですが、後者の心理的虐待は、日常の中でつい言ってしまうこともあります。 例えば、兄弟姉妹間で比較をする言動や「お前なんか生まれ...

■教育現場での生成AI活用

ChatGPTなどの生成AIが普及する中、教育現場での適切な活用が求められています。保護者の間では思考力や記述力の低下が懸念されていますが、適切に使えば知的好奇心を刺激し、学習の幅を広げることができます。 私立学校では、国語の授業でAIの解答を生徒の考えと比較し、誤りを分析...

Comments


bottom of page