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■あきる野市の不登校対策

  • 執筆者の写真: 村野 栄一
    村野 栄一
  • 2022年12月26日
  • 読了時間: 2分

教育支援室としてせせらぎ教室が、あきる野市ではあり、社会的自立や学校復帰を目指す取り組みを行っております。令和3年度小学生で60人、中学生で127人が不登校(90日以上の欠席)とされています。いずれも令和元年、2年度より増えております。その中で復帰率は小学生で51%、中学生で7.8%となっております。小学生で不登校になってしまうと、中学校に進学しても継続してしまう実態も見えてきました。

児童生徒のなかには、起立性調節障害という、頭痛や腹痛、立ちくらみなどで、朝起きられない子どもたちがいます。


市では市内にスクールソーシャルワーカーを3名体制配置して、家庭訪問など相談生活支援や福祉制度の活用を促しております。また他にスクールカウンセラーを各校に週一回程度伺わせ、子どもたちの様子など見て回っております。また全員の面接を個別で小5や中1の児童生徒に行っております。


授業は中学校で29コマが週にこなす数ですが、せせらぎ教室は朝のスタートが遅いので、15コマでカリキュラムを組んでおり、卒業後に受験できる学校は狭まってしまうということは否めません。またこれらの学校に進学するにしても、小論文や面接が必須なので、多くの子どもたちの特性から、担当の先生は粘り強く取り組んでいます。

 

このように通える子どもたちがいる反面、そうでない子どもたちもおり、今後も子どもたちが引きこもってしまわないように、検討を重ね子どもたちにとって有意義な施策を施していく必要があります。

 
 
 

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