top of page
検索

■あきる野市の不登校対策

執筆者の写真: 村野 栄一村野 栄一

教育支援室としてせせらぎ教室が、あきる野市ではあり、社会的自立や学校復帰を目指す取り組みを行っております。令和3年度小学生で60人、中学生で127人が不登校(90日以上の欠席)とされています。いずれも令和元年、2年度より増えております。その中で復帰率は小学生で51%、中学生で7.8%となっております。小学生で不登校になってしまうと、中学校に進学しても継続してしまう実態も見えてきました。

児童生徒のなかには、起立性調節障害という、頭痛や腹痛、立ちくらみなどで、朝起きられない子どもたちがいます。


市では市内にスクールソーシャルワーカーを3名体制配置して、家庭訪問など相談生活支援や福祉制度の活用を促しております。また他にスクールカウンセラーを各校に週一回程度伺わせ、子どもたちの様子など見て回っております。また全員の面接を個別で小5や中1の児童生徒に行っております。


授業は中学校で29コマが週にこなす数ですが、せせらぎ教室は朝のスタートが遅いので、15コマでカリキュラムを組んでおり、卒業後に受験できる学校は狭まってしまうということは否めません。またこれらの学校に進学するにしても、小論文や面接が必須なので、多くの子どもたちの特性から、担当の先生は粘り強く取り組んでいます。

 

このように通える子どもたちがいる反面、そうでない子どもたちもおり、今後も子どもたちが引きこもってしまわないように、検討を重ね子どもたちにとって有意義な施策を施していく必要があります。

 
 
 

最新記事

すべて表示

■空き家を抑制する措置について

現在、国では空き家が増加しないための対策が進められています。 その一つとして、「空き家対策モデル事業」が進められており、NPOや民間事業者が創意工夫を凝らしたモデル性の高い空き家活用事業に対し、国が調査・検討、改修、除却工事の支援を行っています。...

■空き家の現状について

令和5年7月で空き家の総数は全国には849万戸であります。この20年間で1.5倍に増加しております。この中で賃貸や売却用でなく、長期にわたって不在の住宅などは349万戸であります。現在では増加の一途をたどり、多くの自治体で実態調査を行っています。...

■タイパとは

令和5年6月のNHKのクローズアップ現代で取り扱ったタイパの文字に、ピンとこず、視聴していくうちに、タイムパフォーマンスの略とわかりましたが、今となっては知らない表現ではなくなりました。 単純に時間短縮ということでなく、時間当たりの効果や満足度の高さが大切のようです。...

Comments


bottom of page