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■2024.3.15公開阿岐留医療センター 経営強化計画の策定とその後 ① 役割・機能の最適化と連携の強化計画について.1

  • 執筆者の写真: 村野 栄一
    村野 栄一
  • 3月22日
  • 読了時間: 2分

 ○役割・機能の最適化と連携の強化計画について


私は、2024年後半に公立阿伎留医療センターの議長に就任し、この地域の医療について守り、より良い未来のために、今後2年間務めます。今までの経過をまず、お知らせします。


一年前に発表になった2024.3.15公開阿岐留医療センター 経営強化計画という経営強化プランをまとめました。現状は地域医療を整える環境について、高齢者が増え、働く世代の減少により、医師・看護師の確保が難しくなり、新型コロナウイルスの流行中、公立病院の重要性が再認識されました。


そこで経営を強化するための計画が発表されました。本計画は、地域医療を守りつつ、病院の持続可能な経営を確保するために策定され、以下の6つの視点で検討し、病院運営を見直すことに絞ります。


① 役割・機能の最適化と連携の強化についての目的は地域の医療機関と協力しながら、救急・急性期医療を強化し、地域上映型の医療体制を確立することです。


・地域医療構想等を踏まえた当該病院の果たすべき役割・機能

・地域包括ケアシステムの構築に向けて果たすべき役割・機能

・機能分化・連携強化


具体的なプランとしては、救急医療の充実です。救急車の受け入れ体制を強化し、断らない救急を目指します。以下は箇条書きです。

l  救急専門の医師確保を進め、夜間休日の対応を強化する。

l  5疾患6事業・在宅医療の充実

l  がん:緩和ケア病棟を活用し、地域での終末期医療を充実させます。

l  脳卒中・心疾患:医師の確保と救急搬送体制の強化。

l  糖尿病・精神疾患:外来診療と地域連携で、継続的な治療を実施。

l  地域医療連携の強化

l  診療所・開業医の紹介・逆紹介体制を整備し、適切な患者負担を担う。

l  介護施設との連携を強化し、スムーズな退院支援を行います。


まずはこれらについて2025年度の予算のあり方を考えてみたいと思います。続く

 
 
 

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